配管工事

良い配管と悪い配管

まず結論から申し上げますが、良い配管とは

何も起こらないのです

・・・と書くとよく分かりませんが、何も問題が起こらないのが良い配管です。

水漏れもなく、変な音が鳴ったりもなく、詰まりやすくもない。

そういう物なんです。

悪い配管を例としてあげていきます。

悪い配管

 

水栓を開閉した時に音が鳴る

ウォーターハンマー現象です。

水栓を急に開けたりしめたりした時に壁の中からドンッと

まるでハンマーで叩いているような音がなります。

基本的には配管の支持不足が原因で音が鳴っています

しっかりと配管を固定していれば音が鳴ることはありません。

ネット記事に元栓をかなり締めれば解消されると書かれていますが

基本的に止水栓は全開と全閉が基本なので間違った使い方です。(流量調整機能付きは除く)

正しくは、水の開閉をゆっくりすることです。

洗濯機や食洗機では自動で水の開閉を行う為、ゆっくり開閉することが出来ません。

そういう場所に水撃防止装置を取付すると緩和されます。

 

それでも音が気になる場合は壁を開口して、配管を固定することになります。

配管するときに固定してくれていれば、こんなに手間はかかりません。

排水が詰まりやすい

非常に改善が難しいです。

配管の径が小さいことや、勾配が悪い、延長距離が長い、会所の劣化による陥没やひび割れなど

考えられることが多いです。

最初から悪い場合ではなくても、陥没などによって悪くなることもあります。

一度に大量の水を流せば、詰まりにくくなることもありますが、

排水状況によっては水漏れしてしまうことがありますのでご注意下さい。

排水改修工事をして配管の入替をすれば、改善できます。

外部会所全ての取替目安金額は40万円程度になります。

保温をしていない

樹脂管やポリブデン管は直射日光に当ててはいけません。

地中に埋めたりコンクリートに埋め込んではいけません。

外を歩いていると青やピンク色の配管を見ることがあります。

見えてはいけないです、、、

パイプ自体がひび割れてしまい修理することもできなくなってしまいます。

そのためにも、保温をしてそれから耐候性テープを巻きます。

または、耐候性がある配管カバーをつけることもできます。

このような施工に気づいたら是正してもらいましょう。

 

おおもりくん

配管工事はきちんと支持や保温を最初にするのは簡単です。
完成後に直すのはすごく大変です。
業者選びはこういう見えない所が大事です。